大学時代の話5回目~免許取得~
大学では寝て、夜は日雇い派遣を頑張る。
そんな生活を2か月程繰り返してようやく貯金が15万ほど出来た。
バイクを乗るためにまずはバイクの中型免許を取ることにした。
当時、9万円ほどで教習所に通うことが出来た。
学校が終わってはバイクの教習所に通う毎日。
乗りたかったバイクはビックスクータだけど、
教習所のバイクはホンダのCB400だった。
CB400はマニュアル車。
左手でクラッチを切って、左足でギアを変則するのには慣れるまで苦労した。
それと、右手で前タイヤのブレーキ、右足で後ろタイヤのブレーキというのも慣れるまでに時間が掛かった。
そして、最初の頃、スラロームという走行には本当に参った。
スラロームっていうのは、この大きなバイクの車体を斜めに傾けてジグザグ走行をする走行方法のこと。
初めて見たときは、怖くて出来る気がしなかった。
その次の試練は一本橋。
これは、文字通り、細い縁石の上を落ちないようにバイクで通ること。
早くビックスクーターに乗りたい一心で頑張った。
そのかいもあって、1か月ほどで免許を取得することが出来た。
あとはビックスーターを買うだけ。
早速、俺は近所のレッドバロンを訪問した。
ビックスクーターには色々な種類があったけど、
購入するのはマジェスティCだと決めていた。
値段は中古で50万。
当然、そんなお金はない。
お店の人に相談したらローンを紹介された。
月々2万の支払い。
今すぐほしい俺はローンを組むことにした。
それと任意保険代で1万。
月々3万の支払いが自分に重く圧し掛かることになった。
しかも、約2年も。
今思えばお金のない大学生がよくこんな無茶なローンを
組んだもんだと呆れてしまうけど、
当時の自分にとっては月々たったの3万で憧れのバイクに
今すぐに乗れることに感動していた。