大学時代の話11~日雇派遣 お歳暮時期のデータ入力業務~

前回、某世界のパン工場で働いたときの話をした。

大学時代の話10~世界のパン工場勤務~
※ 前回の話はココ

とんでもなく暇で、俺には耐えられなかった仕事だった。今回はそういう退屈さではなく、本当に楽な仕事について記しておきたいと思う。

これも俺が実際にやった日雇い派遣の話だ。

といっても、これも15年前の話だから、今もあるのか分からないけど、おそらくあるんじゃないかな。

それは、某大手宅配業者のお歳暮時期のデータ入力という仕事だ。
クロ〇コヤマトなのか、佐〇急便なのか、正直、記憶にない。

多分、ネコの方だったような気がする。

はっきりと覚えているのは、働いた場所のこと。
派遣先は小田急線の渋沢駅から歩いて10分くらいの場所だった。

しかし、15年経っても渋沢駅の駅構内のことって、それなりに覚えていたりするんだよね。

派遣先まで歩いたルートのことも覚えている。
記憶って不思議。


さて、そんな派遣先で行った業務、それがお歳暮時期にデータ入力だ。

この仕事はお歳暮時期だったり、何か大量にものが動く季節限定の仕事だと思う。

で、仕事内容は、ものを送るときに書く送り状に書いてある名前や住所を、パソコンのフォーマットにひたすら打ち込む、という仕事。

エンドレスに打ち込む、だけ。

あと、これを打ち込んだあとに紙で出されるから、チェックする係もあった。

ほんと、ただチェックするだけ。

送り状と打ち込まれたデータに間違いがないかチェックするだけ。

この2つのグループに分かれて働くわけだけど、見ただけで楽そうだということが分かると思う。

ちなみに、この業務は、日勤と夜勤を選べるんだけど、俺は夜勤で働いた。

夜勤の方が給料良かったからね。

しかし、この頃の自分は本当に責任感のない人間だった。

すごく言いづらいんだけど、俺、データ入力するふりをして寝てたんだよね。本当に申し訳ない。

ハタチそこそこのただお金がほしいだけのダメ人間でした。

お金を稼ぐってことを舐めていたんだと思う。
こんな自分を働かせてくれた会社には本当に申し訳ないことをしてしまったと反省している。

さすがに派遣先の会社も俺のように寝ていたり、仕事をしていない人を管理するために、だれが何件入力したのか、数字で管理していた。

そんなこととはつゆ知らず、寝ていた俺。

半日で3件しかデータ入力をしていなかったっぽくて、ちゃんとやれって怒られたことを覚えている。

俺以外にもいたんだろうね。

呆れて、その業務の管理者がこんなことを言ったのを覚えている。

「お前たちは、こんなカンタンな仕事をやらせてもらって本当に幸せ者なんだぞ!これくらいの仕事しっかりやれ!」

おっしゃるとおり。
そりゃキレますよね。

ちなみに、俺は、このあとにチェックする係に動かされて、そっちでしっかり働かせてもらいました。

この現場ではとにかくたくさんの人が働いていた。
お歳暮って、すごいたくさんのモノが動くから、とにかく人手が必要なんだろうね。

人数で言うと50人~80人くらいいたんじゃないかな。

俺みたいな当時ちゃらんぽらんだった若者から、50くらいの人から、主婦、っぽい人まで色んな人がいた。

猫の手も借りたいくらいに人手が必要だったんだろうね。
俺はこの現場に何度も送り込まれた。

上にも書いたけど、これらは15年前の話。
今でもやっているのかな。

でも、荷物を送るときに送り状を見ても、今でも手書きだし、誰かがデータ入力しないといけなそうだから、仕事としては残っているんじゃないかなと思う。

あ、そうそう。
余談をひとつ書いておく。

俺がその現場で仲良くなったおっさんがいた。
そのおっさんとはたまたま別の現場でも一緒だったから知り合いになった。

おっさんは40歳くらいで、身長170cmくらいのやせ型で髪は長めでボサボサ。

そのおっさん、なんと人の財布を盗んじゃったんだね。

この現場って人がたくさんいてさ、休憩所は広い会議室とかだったんだよ。貴重品は自分で管理しなきゃいけないのは当然なんだけど、そんな貴重品を休憩場所に置きっぱなしにしちゃった人がいたんだろうね。

で、そのおっさんがそれを盗んだと。

休憩時間になって、休憩室に戻ると、「俺知らないっすよ!」とか、そんな風に荒ぶっている人がいて、よく見ると、俺の知っているおっさんだった。

良く見ると、派遣会社のリーダー(正社員かな?)に、色々問い詰められている感じだった。

最初、何やってんのかなって遠くで見てたんだけど、話しが終わって、おっさんが強制帰宅させられたから、何かあったんだろうなぁ、なんだろう、面白そう・・・って思ったことを覚えている。

おっさん、「俺じゃねぇよ!」って、机をガンって蹴って帰っていった。

他の人に何やったのか聞いたら、人の財布を盗んだっぽいよって聞いた。なんでおっさんが犯人だって思われたかなんだけど、人がいない休憩室に入っていったのを誰かに目撃されてて、それで疑われたらしい。

それで、手荷物検査をしたら、財布が出てきた、と。

いや、おっさん、普通に犯人じゃねぇかよ。俺じゃねぇよの意味が分からん。

おっさんの言い分は、自分はたしかに休憩室には入ったけど、盗んではいなくて、自分の荷物を取りに来ただけで、盗まれた財布が自分から出てきたのは、誰かが俺のバックに財布をいれたからだ、とか主張していたっぽい。

いやー、そんなことする意味が分からないよね。

このおっさんを陥れようとする人がいたってこと?

そんなことするメリットが誰にあるんだよって思ったわ。

まぁ、日雇い派遣って色んな人がいるからね。
このおっさんとはこの現場以来合っていないから、今頃どうしているんだろうね。

ぶっちゃけ、俺は悲しかったよ。
日雇い派遣という名前も知らない人の集まりの中で働く環境で、会話できる数少ない人がいなくなってしまったんだからさ。

おしまい。
すっげーどうでもいい話でした。

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