大学時代の話4回目~日雇い常連~

初めての日雇い派遣の現場はなんとかこなすことが出来た。
荷物の仕分け作業という初めての作業に最初こそ戸惑ったものの、
1時間もやれば作業になれて、半日もすれば荷物の積み方などのコツも掴んだ。
もともとそんなに難しい作業では全くないからね。

作業が終わると伝票にサインをもらった。
それを派遣会社に持って現金を受け取る仕組み。

この派遣会社までの交通費はもちろん自腹。

これ、何気に痛いんだよね。
俺は隣駅の派遣会社に登録してたんだけど、
そこまで通わないといけないから、
片道200円だとして、往復で400円。

話は戻るけど、仕事をする現地までの交通費も1000円超えた分しか
出ないというものだったから、
1万円もらったとしても、平均で1000円くらいは経費で消えてしまう。
だから、伝票を給料に帰るのは何件分かまとめてからの方が良かった。

大体、週4くらいで日雇いをやった。
1か月もすればもはや常連だった。

日雇い労働だから毎回現場はどこに行くのかわからなかったけど、
こうなると顔見知りもできてきた。

働いていた人は想像していたとおりどっかの大学生。
あとは、若いフリーターと40や50歳のフリーター。

20前後の人たちとは年齢も近いから仲良くなった。
大学生はお小遣いないから働いているっていう人たち。
20代フリーターはとりあえず食つなぐために働きにきていた。

色々な理由で色んな人がいた。
初回こそ自分も緊張していて誰とも話さなかったけど、
この頃になるとちょっとした会話くらいする余裕も出来てきた。

悪いやつはいなかったような気がする。

今から15年以上前のことになるから
どんな名前の人がいたのか全く覚えていない。
顔や体形はなんとなくだけど、まだうっすらと記憶にある。

みんな元気でやっているのかな。
そうだといいけど。

そんなわけで、日中は大学に通い、夜は朝まで日雇い労働。
このリズムが自分には出来上がっていった。

そう、良いのか悪いのかリズムが出来上がってしまった。

夜勤なんかしたらどうなるのか。
日中疲れて眠たくなる。

当たり前に。

そしたらどうなる?

授業中に寝る。
実習以外はずっと寝る。

その時はバイクを買う、それが使命のように生きていたけど、
今思い返すとすごく勿体ないことをしたと思う。

高いお金を払って通わせてもらっている大学だったのにね。

そんなことは微塵も考えることなく、
俺は日雇い労働を頑張った。

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